冤罪被害 ~ 被害者ぶる加害者 ~

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11月19日「国際男性デー」の前日に、NPO法人「日本弱者男性センター」が、東京さくらトラム(都電荒川線)を借り切って「男性専用車両」を50分間運行させたことがニュースになりました。

「男性専用車両」が都電荒川線を走るのは今年が3回目で、「男性も性被害や痴漢の冤罪被害などの不安や恐怖を抱えていることを訴える」ために行っているそうです。

と同時に、「痴漢冤罪」を題材にした「こねこフィルム」の動画もSNS上で大きな反響を呼んでいます。

わずか1分半の動画ですが、電車の中でもたれかかってきた女性を起こしたところ、痴漢扱いされて取り押さえられ、説明しても信じてもらえないというストーリーで、リアルな演技と状況設定が話題となっています。

このような「冤罪被害」が最も起きやすいのが「痴漢」で、客観的な証拠を集めることが難しいために、女性の供述のみが重視されてしまうことが多いようです。

「冤罪被害」には、動画のような勘違いによって起こる場合もありますが、実は「被害者ぶる人」によっても引き起こされています。

「被害者ぶる人」とは「リアル被害者」とは違い、「自分は被害者だ」とアピールすることで周囲の人々を味方につけて、誰かを「加害者」に仕立て上げて攻撃する「実質の加害者」といえます。

例えば、上司に対して「パワハラされた」と訴えて攻撃したり、妻が「夫に虐待されている」と騒いで、逆に「夫を虐待」していたり、「あなたのせいでこうなった」と嘆いて「自分勝手に被害者」になるなど、様々なケースがあります。

もっと分かりやすい例では、「モンスターペアレント」や「モンスターカスタマー」なども含まれます。

現代社会では、「被害者」が被害を受けたことを訴えるほどに、社会が「被害者」を支援し、「加害者」を糾弾して罰を与えてくれます。

その「被害者の強さ」を悪用して「被害者」になりきることで、社会から多くのメリットを享受しようとする人たちが社会に存在しているがゆえに、勝手に「加害者」に仕立て上げられてしまう「冤罪被害」に苦しむ人たちが後を絶たないのです。

皆さんの周りで、このような被害に遭っている人はいませんか。

この「被害者ぶる人」は、「加害者」に仕立てあげても反撃されないような相手を選んでターゲットにしているので、傍からは分かりづらく、「自分がどれだけ被害を被ったか」をアピールすることも長けているのでたちが悪いのです。

一見、「リアル被害者」なのか「被害者ぶる人」なのか、客観的な判断に迷うことは多々あると思いますが、「痴漢冤罪」のような思い込みで「加害者」に決めつけてしまうことだけは避けたいものです。

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「冤罪被害」に苦しんでいる方は、一人で苦しまないでないでください。

⁡[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]
臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist®︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ®︎
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