2023/01/26
ルビンの壺 ~ 支援の在り方 ~ 。「ルビンの壺」とは、デンマークの心理学者エドガー・ルビンが考案した多義図形のひとつで、見たことがある方は多いと思います。「ルビンの顔」「ルビンの盃・杯(さかずき)」とも言われています。この図形は、見方によって壺(盃)が見えたり、向かい合った2人の人間の横顔が見えたりするというもので、「形(= 図)」と「背景(= 地)」は、分離して知覚されています。つまり、壺のように見える部分を「図」として意識を向けると、2人の横顔のように見える部分は「地」となって見えなくなってしまうのです。この逆もまた同じであり、決してふたつの「図」を同時に見ることはできません。同じ絵を見ても、人によって見ている視点(図)が違うということは自明の理ですが、ここで大切なのは、見えていない「地」があるということなのです。「図」と「地」の両方があって、ルビンの壺が成立するように、被支援者もまた「図」と「地」を持って存在しています。自分の目に見えるものだけを取り上げ決めつけて、見えないものの存在は気にも留めないような支援は、支援者としてとても残念に感じます。「図」に見えるものを見るだけでなく、「地」の部分も見ようとすることで新たな「図」が見えてくる、そうやって両方を見極めながらアセスメントし、それぞれに適切な支援を行ってほしいものです。お問い合わせは、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」をお気軽にご利用ください。人を支援する仕事はとても大変ですが、素晴らしい仕事でもあります。日々、頑張っている皆さまを応援しています。[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分
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