スマホ依存 ~ 脳過労にご注意 ~

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今年も残すところあと僅かとなり、年末の繁忙に、つい無理をしがちになりますよね。

日々の「疲れ」や「疲労」は食事や睡眠を十分にとる事で回復しますが、「疲労」が蓄積すると通常の方法では回復できなくなって「過労」となります。

なかでも、パソコンやスマホの使用頻度が高まることで情報過多になり、脳が疲弊して、情報処理機能が低下してしまう状態を「脳過労」といいます。

私たちは、肉体的疲労を感じたときには眠くなったり、休む必要性を感じるものですが、「脳過労」のような精神的疲労の場合には、脳が覚醒し、過活動から不眠になりやすくなります。

それにも気づかず、眠れないからと「スマホ」をだらだら触ってしまうと、悪循環を起こしてしまいます。

「時間が空いたらすぐにスマホを取り出す」
「疑問が浮かんだらすぐ検索」
「スマホで調べ物をする」
「夜、布団の中でスマホを見ている」
「覚えておくために写メをとる」

これらの行動に該当している人は、「脳過労」になっている可能性が高いといえます。

また、「脳過労」になっている人のなかには、「スマホ依存」に陥っている可能性もあります。

「スマホ依存」とは、
「スマホを肌身離さず持っていなければ落ち着かない」
「つい、スマホを触ってしまう」
「気づいたら数時間もスマホを操作していた」
のように、「スマホ」の使用がやめられなくなってしまう状態をいいます。

「スマホ依存」になると、テレビやパソコンを使い「ながらスマホ」をして、脳に2つのタスクを課していたり、スマホを「息抜き」に使用することで、脳は働き詰めになっていたりと、脳はどんどんストレスが溜まっていく状態となります。

このように、絶えず「スマホ」から文字や映像などの膨大な情報が流入し続けると、情報が溢れて脳の「整理」が追いつかなくなります。

情報の「整理」を行う前頭前野は、思考や意思決定、記憶や感情のコントロールをつかさどるので、疲弊すると「もの忘れ」が激しくなり、「判断力や意欲の低下」「ミスの増加」「イライラする」などが起きて仕事に支障をきたします。

「スマホ依存」は、本人が依存症になっている自覚が乏しく、自覚がないがゆえに対策もしないので、「脳過労」は憎悪し、さらに「脳過労」は、行動を柔軟に変えていく働きをも低下させるので、依存症から逃げ出すことがとても困難になります。

また、「スマホ依存」は大人だけの問題ではなく、子どもの方がより記憶や学力に深刻な影響が出ていることが示唆されています。

心当たりのある方は、まずは5分でもいいから、スマホを触らない、ぼんやりする時間を作りましょう。

実は、脳には「ぼんやり」するときに活発化する回路があり、この「ぼんやり」が情報を整理する役割を果たしていると考えられています。

お問い合わせは、ホームページの「お問い合わせ」からお声がけください。

この年末年始のお休みは、スマホを手放す時間を作り、しっかりと脳を休めてくださいね。

[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]
臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist®︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ®︎

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